陰陽師

《天体観測をしていた陰陽師》

実際に天体観測をしていたのは陰陽師(おんみょうじ)です。京の都の陰陽寮には4人の博士がおり、陰陽博士、天文博士、暦博士、漏刻博士の下で陰陽師たちがそれぞれの役割を果たしていました。

天文博士の安倍晴明(あべのせいめい)(921-1005)の役目は天文現象を克明に記録し、日月食・彗星・流星など変わったことがあれば直ちに内裏へ奏上することでした。「天変」に敏感な朝廷にとって重要な仕事であり、安倍晴明から子々孫々まで任された安倍家の公務だったのです。

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